常任指揮者

木許 裕介 (Yusuke Kimoto)

東京大学教養学部および同大学院総合文化研究科修了。

故・村方千之氏に指揮を師事。在学中よりWorldship Orchestra正指揮者として東南アジアで数々のジョイントコンサートや国際音楽祭を成功に導いたのち、イタリアをはじめ欧州で研鑽を積む。

2018年、ポルトガルで開催されたBMW国際指揮コンクールにて第1位優勝。 同コンクールでの日本人の優勝は初となる。同年、出身の大阪府高槻市より「特別功労賞」を受賞。「知性と感性の矛盾なき融合。彼が振ればオーケストラが色彩と詩情にあふれる」と評され、現在世界各地で指揮者を務める。2019年4月にはモロッコのカサブランカ国際音楽祭より国際招聘を受け指揮。さらにはフランスとポルトガルの音楽祭より国際招聘を受けており、2020年にそれぞれの音楽祭を指揮することが決定している。

国内では、同年9月に「貴志康一生誕110周年記念演奏会」にて芦屋交響楽団を指揮し、交響曲「仏陀」の演奏で絶賛を得る。一方で宝塚のベガジュニアアンサンブル常任指揮者をはじめ、全国のユースオーケストラや大学オーケストラの指導育成に力を注ぎ、顕著な成果を挙げている。 他には、日本ヴィラ=ロボス協会会長、日本海フェスティヴァルオーケストラ芸術監督、Amasia International Phirharmonic芸術監督など。

指揮活動のみならず、文化芸術プロデューサーとしても知られ、現在、東京芸術劇場「芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー」キュレーター、代官山未来音楽塾副塾頭、慶應義塾大学SFC研究所上席所員なども務める。これまでに国際共同制作オペラのプロジェクトマネージャー、楽器貸与事業のアドヴァイザーなども歴任。大学や企業における講義・講演、および執筆も多数。共著書に『二十歳の君へ』(文藝春秋社)など。 

福井大学フィルハーモニー管弦楽団とは、東京大学大学院在籍中の2014年にオファーを受け、2015年より4年連続で客演指揮者を務める。日本人作曲家作品を積極的に取り入れるなど、演奏のみならずプログラミングの幅も拡大することで同団の発展に尽力。また、世界的書家・吉川壽一氏の書と音楽のコラボレーションを実現するなど、「福井ならでは」の音楽を通した地域創成や文化連携プロジェクトにも数多く取り組む。これらの功績から、2019年、同団40年ぶりとなる常任指揮者に推挙され就任。就任のニュースは福井新聞にも大きく取り上げられ、NHK福井においてもその多岐にわたる活動が特集された。本年度より福井と東京の二拠点生活を展開している。